導入事例

HandyCAD MarkⅡ導入事例

株式会社エヌティーシー様

「特定の人にしかできない」から、「誰でも同じ品質で動かせる」現場へ。

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株式会社エヌティーシー様写真
加工準備時間
70%
削減
教育期間
1ヶ月
達成
導入後のお付き合い
8年目
突破
課題と解決
〈 課題 〉 〈 解決 〉

手打ち依存で、技術と責任が属人化

加工フロー設計で人に依存しない体制へ

新設備でもNC出力が機械ごとに不安定

機種別ポスト最適化で統一されたデジタル回路へ

教育に時間が割けず、育成が進まない

“Gコードを覚えなくても加工できる体制へ

現場の課題

市成 憲一郎 様

── 導入前、どのような課題を感じていましたか?

以前から3D CAD/CAM(TopSolid’Cam)を使用していましたが、現場で簡単な加工であれば
手打ちの方が早いということでNCプログラムは手入力で対応していました。
ただ、そのやり方だとどうしても対応できる人が限られてしまい
判断や修正も特定の人に集中する=属人化 が進んでいる状態でした。
ミスのリスクもありましたし、将来的なことを考えると「このままではいけないな」という課題意識はずっとありました。

実際に、入力ミスで材料をダメにしてしまったこともあります。
例えば、「X100.のところをX110.で入力してしまう」といったような手打ちならではのミスですね。
こういった経験が、CAMを検討し始めたきっかけのひとつになりました。

それともう一つは、保有機械ごとにNCコードが異なるという問題です。
同じ加工でも機械が変わるとコード形態が変わるため、その都度考えて対応する必要がありました。
ポストが用意されていない機械もあり、完全に統一された環境とは言えなかったので
どうしても運用面での負担が大きかったですね。

製品選定のポイント

── 製品を選ぶ際に、最も重視したポイントは何でしたか?

正直、最初から御社に決めていたわけではなく、実際に10社ほど比較検討していました。
機能や価格帯などさまざまな視点から製品を見ていました。

安いものもありましたが、試してみると「操作が難しいな」という印象のものが多かったですね。
条件設定がややこしかったり、「次に何をすればいいのか分からない」というケースも多くて
現場で使うイメージがあまり湧きませんでした。

── HandyCAD MarkⅡを触ったとき、他製品との違いはどこに感じましたか?

無料の体験版が用意されていたので自分が納得いくまで試せたのがよかったですね。
実際に操作していく中で「これを選んだら、次はこれ」という流れが自然に分かるというか
操作の進み方がシンプルで、現場でも使えそうだと感じました。

── その中で、特に重視されたポイントは何でしたか?

重視していたのは、「機能の多さ」ではなく「現場に定着するかどうか」です。
PCに不慣れなメンバーも多い中で、新しいソフトを導入するとなるといかに負担なく使えるかが重要になります。
将来的に多くのメンバーが扱えるようになること、いわゆる“技能の広がり”を見据えて
操作の分かりやすさと敷居の低さを最も重要な判断基準にしていました。

導入判断の決め手

── 最終的な決め手は何でしたか?

その上で、「この機能を使えば、この作業はこう変えられます」
私たちの現場に合わせた具体的な提案をしてもらえたのです。
単にソフトの機能を紹介するのではなく、加工の進め方そのものをどう整理すればよいかという
視点で話をしてもらえたことがとても印象に残っています。

よく使う加工条件や手順をあらかじめ登録しておいて、作業者はそれを選ぶだけで
誰でも加工ができるのが印象に残りました。
「属人化を解消したい」「PCが苦手なメンバーでも使えるようにしたい」
そう考えていた私たちにとって、その仕組みはまさに課題に直接応えるものでした。
「これなら現場で自然に使われる」
そして 「経験に頼らず、仕組みで加工を回せるようになる」と感じ、導入を決めました。

現場にもたらした効果

── 導入後は、どのように環境を整えていきましたか?

図面作成から加工指示、NC出力までの流れを整理し、選ぶだけで加工できる運用を定着させていきました。

以前は担当者ごとに加工条件や手順が微妙に異なっていましたが、作業者が選んで出力するだけの仕組みにしたことで経験の差に関係なく、常に標準化された高品質な加工ができるようになりました。
属人化の解消というのは、結局「仕組みで品質を担保すること」だったのだと実感しています。
また、複数メーカーの保有設備についても、機種ごとにポストを最適化してもらったことで出力したNCデータをそのまま機械で動かせる環境が整いました。
これまでは機械ごとに調整が必要でしたが、そうした修正作業に頼らない体制になったことも大きな変化でしたね。

── ミスや作業時間への影響はいかがでしたか?

手打ちによるミスはかなり減りましたね。
例えば座標の打ち間違いのような人為的なミスがなくなったので、材料ロスや手戻りも減っています。
作業時間についても、感覚的にはかなり短縮されています。
手打ちと比べると、7割近く削減できている実感があります。
あと大きいのは、「間違えるかもしれない」という不安がなくなったことです。
精神的な負担が減ったことで、作業者も落ち着いて加工に向き合えるようになりました。

── 教育面での変化はありましたか?

想像以上でした。
これまでは、Gコードの意味から教える必要があったので、実務で使えるようになるまで半年以上かかっていました。
それが今は、図面やNCの知識がほとんどない新人でも、1ヶ月ほどで簡単な加工を担当できるレベルまで成長しています。
若い世代はパソコンに抵抗がないので、自分で触りながら覚えていくんですよね。
「理解してからやる」ではなく、「動かしながら覚える」形に変わったのが大きいと思います。
教える側の負担もかなり減りました。

── 導入後、現場の意識に変化はありましたか?

CAD/CAMの導入をきっかけに、現場改善や業務効率化、データ活用といった相談が自然と生まれるようになりました。
一つの改善が次の改善につながる。そうした継続的な改善サイクルが現場の中に生まれています。

導入時の運用設計ポイント_営業担当より

導入時の運用設計ポイント_営業担当より

 

── 加工条件データ(カットファイル)の活用

エヌティーシー様では、導入にあたり単にCAMを導入するのではなく、現場での加工判断を“仕組み化する”運用設計を重視しました。

その中核となったのが「カットファイル」の活用です。
よく使用する加工条件や手順をあらかじめ登録し、作業者はそれを選択するだけで加工データを出力できる仕組みを構築しました。

 

これにより、
・作業者ごとの判断のばらつきを排除
・Gコードの知識や経験に依存しない運用
・誰が操作しても同じ手順/同じ品質での加工
が実現されています。

 

従来は現場の担当者が個別に行っていた加工判断を、“人”ではなく“現場の仕組み”として蓄積・再現できる形に置き換えたことが、属人化解消の大きなポイントとなりました。
また、PC操作に不慣れな作業者でも扱えるよう、「選択して出力するだけ」というシンプルな操作フローを設計することで、現場への定着をスムーズに実現しています。

継続的な改善とパートナー関係

── 導入後も長くお付き合いが続いている理由は何でしょうか?

もう気がつけば、8年くらいになりますね。
最初はCAD/CAMの導入がきっかけでしたが、今ではそれに限らず、製造支援システムについても相談させてもらうことが多くなっています。

やっぱり大きいのは、「現場を理解した上で提案してくれる」というところだと思います。
単に製品の話をするのではなく、実際の運用や現場の状況を踏まえて、
「こうした方がいいですよ」と一緒に考えてもらえる。
その積み重ねで、自然と信頼関係ができていったんだと思います。

困ったときにもすぐに対応してもらえますし、こちらの状況を分かった上で話ができるので、話も早いです。
「とりあえず相談してみようか」と思える存在になっているのは大きいですね。

今では、単なるソフトの提供元というよりも、
現場改善を一緒に考えてくれるパートナーという感覚に近いです。

株式会社エヌティーシー 様

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株式会社エヌティーシー様

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大阪府貝塚市二色北町 1 番 11

TEL: 072-423-9235

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アルミニウムを中心とした加工製品の製造を手掛け、日本軽金属グループの一員として高い技術力を有する製造企業です。
自動車・鉄道・建築・インフラなど幅広い分野に製品を供給し、軽量かつ高強度なアルミの特性を活かしたものづくりで多様なニーズに対応しています。

業種 アルミ加工製品の製造 アルミ溶接、アルミ切削・組立
事業内容 アルミ製品の設計・製造、溶接(TIG・MIG・ロボット)、切削、組立、FSWによる一貫加工
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