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ものづくりワールド大阪2025 出展レポート― 製造現場のリアルな声から見えた「残材管理」と「工程可視化」の課題 ―

2025年10月1日〜3日、インテックス大阪で開催された
「第28回 ものづくりワールド[大阪]」 に、株式会社システムアイは出展いたしました。
会期中は多くの来場者にお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。

今回のテーマは、製造現場の“いま”を見える化する2つのキーワード――
「残材管理の効率化」「工程進捗の見える化」
システムアイは、自社開発の ZanMap(残材×地図)Conosaki(工程管理) を中心に、
「現場が本当に使いやすい仕組み」をテーマに展示を行いました。

■ 現場改善を“もっとわかりやすく”

システムアイは創業以来、
HandyCAD MarkⅡ や NC Viewer など、
設計から加工・確認までを支えるソフトウェアを自社開発してきました。

今回の出展では、従来のCAD/CAM領域を越え、
「現場の日常業務をどうすればもっと軽くできるか」という視点から、
ZanMap・Conosakiを通して“現場起点のDX”を提案しました。

■ ブース展示と反響

🗺️ ZanMap(ザンマップ)
「残材を地図で管理する」という発想に、来場者から大きな反響をいただきました。
倉庫や工場のレイアウトをマップ化し、残材の「位置」「サイズ」「材質」を視覚的に管理。
「Excelで残材リストを作っても、現物とズレる」「探すのに時間がかかる」といった声が多く、
“誰でもすぐに分かる見える化” が強く支持されました。

展示ブースでは実際の操作画面を体験いただき、
「自分の工場でもすぐ使えそう」「倉庫の探す時間が減りそう」などの声を多数いただきました。

📅 Conosaki(コノサキ)
工程の進捗をリアルタイムで共有できるブラウザ型システム。
「誰が・どこまで進んでいるか」を見える化することで、
報告や確認の手間を削減し、現場と事務所間のタイムラグを解消します。

展示では、受注から加工・納品までの流れを一画面で確認できるデモを紹介。
「現場の負荷を可視化したい」「進捗をExcelでまとめるのが大変」といった来場者の課題感に
直結する提案として高い関心を集めました。

💻 HandyCAD MarkⅡ(ハンディキャド マークツー)
長年ご愛用いただいている 2D・2.5D対応CAD/CAMシステム「HandyCAD MarkⅡ」 も展示しました。
操作性向上や加工指示図作成など、設計から加工現場までをスムーズにつなぐ改善ポイントをご紹介しました。

🔍 NC Viewer(エヌシービューア)
NCプログラムの内容を視覚的に確認できる NCコードシミュレーター「NC Viewer」 も多くの方にご覧いただきました。
Gコードを直接シミュレーションして加工形状を確認できるデモでは、
「加工前に軌跡を見られるのが便利」「教育用途にも使いたい」との声が多数。

近年はNCデータの検証をExcelや印刷図で行っている企業も多く、
“加工前に確認する文化”を広げたいというシステムアイの想いに共感いただく場面も多くありました。

■ 来場者の声と今後の方向性

ブースでいただいたご意見の多くは、
「Excelや紙での管理が限界」「システムを入れても現場で使いにくい」というものでした。

その中で、ZanMap・Conosakiの“直感的な操作性”に対し、
「これなら現場でも使えそう」「難しい操作説明がいらない」と評価をいただきました。

システムアイでは、今後も「現場で動くシステム」を目指し、
導入サポートや教育資料の拡充、クラウドライセンス対応など、
運用しやすさを重視した改善を進めてまいります。

■ まとめ

展示会を通して改めて感じたのは、
「現場の声」こそが開発の原点である ということ。

残材管理の課題も、工程進捗の悩みも、
現場で働く方々の“探す・確認する・共有する”時間に根があります。

私たちシステムアイは、これからも
「探す時間を減らし、生産の時間を増やす」 ソリューションを通じて、
製造現場の効率化と快適化に貢献していきます。

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